野生のイルカとSDGs 3頭目のニックネーム決定!【せんす】天草イルカラボは個体識別研究を推進しています

野生のイルカとSDGs 3頭目のニックネーム決定!【せんす】天草イルカラボは個体識別研究を推進しています

せんす

2019年、天草イルカラボでは個体識別調査、そしてニックネームを付けることを開始しています。そして、ついに3頭目となりました。
「せんす」に決定です!!

🐬🔸🔹せんす🔹🔸🐬
ぜひ覚えてくださーい(*^_^*)

せんす、のせびれはこれ!

左から

右から

年頭に3頭のネーミングをすることを決めていました。そしてそれをどうやって決めていくかも含めて、チャレンジの1年でした。
「れいわ」に始まり、2頭目が「とらい」
本当はみんなから募集もしたかったけど、、具体的な動きには至らず。今年は公募での名付けは時期尚早の判断、無念断念!
ということで、今年は直観を頼りにすることになりました。

1頭目の記事はこちら「れいわ」
https://dolphin-lab.com/2019/05/01/post-836/
2頭目の記事はこちら「とらい」
https://dolphin-lab.com/2019/11/06/post-1592/

今回の3頭目「せんす」について。
2015年に初めて天草でイルカたちにあった時から何頭か見分けしやすいイルカがいました。せんすは、そのうちの一頭で、海で会うと背びれの形が、扇子に見えます。なので、私の脳内で自動的に「せんす」と名付けられていました。ゲストに紹介するときも、扇子にみえませんか?ってすでに伝えたりしています(笑)。
実は、実は、この夏に「せんす」に赤ちゃんが生まれたんです!(ベビーシッターとは思えないくらい一緒にいることが多い)

見分けしやすくて、もうすでに私の脳内では定着しちゃっているし、しかも赤ちゃん誕生!
というわけで、これにしよう、ってなりました。
(ちなみに、ちょっと似ている”せんすもどき”がいる)
「せんす」の赤ちゃんは、暫定<うちわ>にしました。
正直、<うちわ>の見分けは全くつきません。「せんす」に3年ほどぴったり寄り添うのが<うちわ>。親離れするまでに何か特徴が出るといいなーって思います。

なぜ暫定<うちわ>なのか。

野生のイルカの赤ちゃんが果たしてどのくらい生き延びて成体までなれるのか、わかりません。これからの観察を続けて、成長を見守っていきます。<うちわ>が無事に成長できるように、「せんす」お母さんも頑張ってほしい。そして天草の海が、その*いのち*を育むのに必要なエネルギーに満ちていることを願います。

来年はニックネームを通して、もっともっと地域に、子どもたちにメッセージを届けたい。そして名づけにも参加してほしいなって思っています。
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SDGs17項目
天草イルカラボでは、SDGsの普及、推進活動をしています。
くまもとアイランドキャンパス事業の売上げの一部はイルカラボ活動の支援に使われます。