8.8 宮崎大学の学生さんがご来天

8.8 宮崎大学の学生さんがご来天

夏真っ盛りの暑いなか、宮崎大学の学生さんが3回目のご来天です。
今回も新メンバーが参加してくださっていてとっても嬉しい限りです。
これまでの経過にについては、こちら
訪天① https://dolphin-lab.com/2023/11/20/post-4469/
訪天② https://dolphin-lab.com/2024/04/08/post-4789/

真夏ということで、陸からイルカを探すまでもなくすぐ近くにいたので、到着後、さっそく調査に出ました。初めて天草のイルカに会う方も含め、野生動物との出会いはいつでも貴重な体験ですね!

調査はさておき、まずは場所や、イルカたちの様子を観察していきます。
赤ちゃんが育っているかな、どのイルカに赤ちゃんが寄り添っているか、ケガや病気のイルカがいないかな、などなど。

すでに個体識別研究に半年!取り組んでくれていたメンバーたちは、今回は
「あ、あのイルカ!」「あの子は~!」「識別した大変さがむくわれる~」と新たな感激の気持ちを経験していきます。
識別は地味でとても時間がかかる作業ですが、まさにこの瞬間にすべてが感動にかわります。
(やっている人にだけ味わえる感覚)

さて、朝イチのイルカたちは少し船から離れるような行動をとっていました。
とくに夏場は、はやければ9時から観光船がやってきて、次から次へとイルカを囲み、それが夕方5時まで続きます。なので、この時間(8時過ぎ)は貴重なイルカたちののんびりタイム
というわけで、イルカたちが近づいてくれるようになるまでしばらく離れて待ちました。

しばらくすると、いつものように船のそばでプハプハしてくれるようになりました。

写真を撮ったり、メンバー同士であれこれ話し合ったりと、船内はとてもいい雰囲気


この経験がいつかきっと、将来のなにかに結ぶかもしれないと思うと、ほんとに素敵な青春だよな~と勝手に感慨にふけっていました(笑)

イルカに優しい運転をありがとうございます。船長さんとパチリ

ステキな笑顔!
早崎瀬戸海峡を一望

新メンバーもいたので、陸調査の出発地点である資料館にも立ち寄りました。
たった今、目の前で見ていたイルカ、探せたかな?
すぐに「見えてくる」ようになる人と、何がイルカなのかなかなか認識できない人がいるのは、面白いですね(^▽^) もちろん、みんなちゃんと「見える」ようになりました!

ここは通詞島の高台にある、資料館の前です。イルカを見つけるのはもちろん、絶景スポットでもあるので、ぜひここまで来てみてくださいね!

このあとは、コミセンで昨年度の識別結果を一緒に確認
学生さんたちは、新たなイルカを20頭くらいは発見してくれているので、今年度中には150頭の識別はできそうです。(現在130頭)何頭かのイルカには名前もつけてくれましたよ~!


そしてすでに今年度も5か月経過ということで、なんと4~8月分を新たに持ち帰ってくださいました。
また、みんなでこつこつと作業をしてくださるとのこと。
なんてありがたい( ;∀;)

今回も遠路、ありがとうございました。
またいつでも、遊びにきてくださいね!
そして、私も識別個体の整理を頑張ります(;^ω^)