11.28 市内の小学校で環境学習の授業を行いました🐬

11.28 市内の小学校で環境学習の授業を行いました🐬

去年に引き続き、小学校にお招きいただきました♪
昨年の様子→ https://dolphin-lab.com/2023/11/16/post-4449/

今回も5年生の授業ということで、昨年は4年生だった児童です。25名のめちゃくちゃ元気な子どもたちで、イルカのぬいぐるみを配り始めて即!大興奮でした(⌒∇⌒)

さっそくパワポのセッティングをしていたら、なんと6年生、昨年の子どもたちが教室をのぞきに来てくれて、みんなニコニコで手をふってくれました。覚えていてくれたんだ~💗嬉しいな~
昨年の担任の先生からも、「授業のあとも、ふとイルカの話しになったときに、歯クジラとヒゲクジラの違いを覚えていたりととっても印象に残っている様子ですよ」とお話しをお聞きした直後だったので、感激ひとしおでした。

それでは、はじめま~す
イルカを抱っこしていたり、なでなでしてくれる子どもたちの様子をみながら・・・
私がなぜ今、ここ天草にいるのか

どんな子ども時代だったか
これまでどんな経験をしてきたか

二江だからこその価値とは?

そんな私の経験のなかで、とりわけ天草のイルカがすごい!と思うポイントはなにかをお話ししていきます。

子どもたちにも参加してもらいながら、ワイワイ賑やかに。

私自身、出身地である東京都中野区のことは、「サンプラザがある・・・」くらいで(笑)なにが特徴で、どんな魅力があるのかさっぱり知りません。地元の「良いところ」が何かというのは、なかなかピンとこないですよね。とくに子どもの頃には、それが当たり前の日常なので、改めて聞かれても「しらん~」となるものです。とはいえ、むかしと違って、最近の小学生は「地元を知る、地元を学ぶ」ということが学校の授業に取り入れられているので、とっても素敵なことです。

イルカの特徴や観察のポイントなども解説しますが、この授業では残念ながらイルカに会いに行くことができません。というわけで、生のスケールには到底及びませんが、前半のさいごは動画をみて終了です。

はい、休憩でーす。となったところで、いっしょに写真とろ~と誘ってみたら、こんな感じ(笑)

おしくらまんじゅう
エネルギーが溢れまくっていて、すごい!
セルフィーしているところを、撮ってくれていました(笑) みんなカメラ大好きで慣れていますよね。物心つく前からのスマホ世代

こんな大興奮の休憩時間なもんですから、ぜんぜん授業再開のテンションにならず(笑)どうしよーかなーと思いつつ、話しはじめたら、5分くらいで落ち着いてきて、
ほっ・・・ε-(´∀`*)ホッ
ところが、またしばらくしたら何やら子どもたちが外をチラチラみながら、そわそわし始めます(笑)
今度はなんだろ???と思って、聞いてみたら
「大きな虹が!」と。
あまりにもソワソワしているので、私も見えるところに行ったら、おおおおおおおっ、たしかに。

「これはすごいねー」と言ったか言わないかくらいで、みんな立ち上がって

廊下に出たり、走ったり、感激の声

私が教卓から前に出た時点で、きっと子どもたちてきには「OK」サインと判断して、GOした感じだったのかも(笑) 

廊下から見た虹 実際にはもっと大きく見えました カラーも濃くて強い虹

レアな自然現象がおきて、嬉しくて思わずうきうきしちゃう、じっとしていられないって、とってもとっても素敵なときめきだと思うし、人間が有する圧倒的に優れた感性ですよね。この瞬間をおさえつけるなんて、絶対にできない!むしろそのトキメキを味わってほし~ということで、ひとしきり、みんなで虹を楽しみました。(イルカとの出会い、交流も同じだと思っています)
(先生たちは、どう思ったかわらない・・・(;^_^A

実は今回、イルカの観察ポイントでよく解説する

噴気のとき、光の角度によって運が良ければ虹がみえる!

というスライドを除いていたんです、、、それがまじで悔やまれました( ;∀;)
見せていたら、もっともっともっと感動しただろうに~ 授業が進まないハプニングより、そっちが気になってしまいました。
(今後はこれは絶対に紹介しようと心に誓う!)

そんなこんなで後半も再開して
調査活動について

私がいま、何をしているのか
どんな目的に向かっているのか
「人にもイルカにも優しい海」ってどんな姿なのか
イルカの生息環境はいま、どうなっているのか
好きなことを仕事にするときに起きること
環境保全活動をするうえで、短期的な成果と長期的な願いとは

そんな話しをすすめていきました。

昨年は時間が足りなくなる状態だったことを反省して、今回は内容をぐっと減らしておいたので虹ハプニングがあっても余裕をもって終わることができました。
最後のQ&Aでは、深い質問がたくさんありました
・イルカの赤ちゃんはどのくらい生き延びるの?
・イルカの食べ物は?イルカを食べる生き物は?
・今の仕事をはじめて、一番つらかったことは?嬉しかったことは?
・たくさんの課題があるなかで、一番やりたいことは?

それぞれに自分の心と頭(記憶)をぐるっと探るような気持ちで、ひとつひとつ、今感じていることをお答えしました。
ちなみにつらかったことは、釣り糸がからんでしまったイルカに対して無力だったこと。
嬉しかったことは、こうして地元の子どもたちにイルカのお話しができる機会をいただけるようになって、今まさにみんなと時間をいっしょに過ごしていること、とお伝えました。

人前でイルカのお話しをさせていただくことは嬉しい反面、むしろそれ以上にとても緊張します。つまならくないかな、不愉快な気持ちにさせていないかな、難しくないかな、意味がわかる表現ができているかな、飽きてないかな、、、などなど。
正解がないし、そもそも私の話しに時間を割いてもらう価値があるのかなという責任やプレッシャーがはんぱじゃない。まだまだその葛藤は続きそうです。
そんな私ですが、お呼びくださって、本当に感謝です。今後も経験しながら精進します。

今回もとてもとても貴重な時間となりました。
ご縁をつないでくださった、推進員さん
担任の先生、校長先生、そして5年生の皆さん
佐伊津小学校さま ありがとうございました(^_^)

帰り路でも虹があがっていました🌈