12.14 オンデマンドの教育プログラム開催

12.14 オンデマンドの教育プログラム開催

福岡から学生さんをお迎えしました。
まだ暑い真っ盛りの8月に問い合わせをいただき、12月開催の運びとなりました。時期的に時化やイルカの遠征のタイミングにあたりますので、そちらもあらかじめ説明をしています。

担当教員様からのご要請内容は
授業テーマ:海洋調査
事前講義、実地調査、事後講義の3回シリーズ
学生の専攻は、自然環境やツーリズム、とのことで承りました。
こちらから提供できることと照らし合わせて、内容を詰めていき、スケジュール調整やその他必要な手配をさせて頂きました。


【事前レクチャー】

90分×2コマでオンラインで開催

御担当者 
① 学生の準備ができたら、私が画面オンにするタイミングをください
② 授業にあたり、下記注意事項の説明をお願いします
  ・お見せする資料やデータの無断利用は禁止です
  ・授業のなかでのみの引用はOKです
  ・質問は最後に時間を設けます
   メモなどを残しておいて、あとできいてください
③ 現地に来る前に読んできてほしい資料があるので配布をお願いします

高崎
④ 天草で行われた学術調査についての説明
⑤ 服装、薬(酔い止め)、持ち物についてなど

その他Q&Aは、なければ無しでOKです。ただし、時間調整の意味合いもあるので、この流れとさせてください。この部分がなくなれば、早く終了する可能性があります。


このような次第を、こちらで作成して共有します。会場が大きい場合や生徒が多い場合には、音量や流れの確認のために(当日ではなく)事前リハーサルを行う場合もあります。オンラインレクチャーはこれまでに複数回開催しています。こちらの対応は1人なので、レクチャー中の「チャット機能」は使用していません。


天草での現地実習ですが、時化と雨の予報が出る週末となってしまいました・・・
( ;∀;)

【現地実習 行程】

というわけで、予定スケジュール(左)は適宜変更となり、結果的にはこのような行程(右)となりました。周辺散策では、おっぱい岩の見学ができずに終わりました。


【天草研修】

到着して一息 ここは二江コミュニティセンターの視聴覚室です。イルカセンターから徒歩5分程度の場所にあります。
事前レクチャーのおさらい

資料としては、イルカ調査室のリーフレットいがいに

このようなシートを配布します。

お昼ご飯は、ユメールさんのお弁当をお願いしました。とっても美味しい!と喜んでもらえて良かったです。ユメールさん、ありがとうございます。

ドルフィンスクエア

イルカセンターの見学では、外のオブジェ~館内、そして2階でVR体験です。海に目をやると残念ながらの時化。時間ぎりぎりまで待機しましたが、諦めましょうということで車に乗ろうとしたところ・・・

イルカがすぐ近くにいるっ!!!ということがわかり、その位置ならわずかでも会えるかもしれないというチャンスにかけてみることに。急いで船長さんに連絡をとって、出航しました。

いた~っ!!!!

イルカたちはイルカセンターの目の前、出航5分のところにいてくれました。時化で波間に隠れてしまうこともありましたが、なんとか会う事ができました。しかし安全のため、10分ほどで帰港しました。とってもとっても寒かったですが、イルカに会っている間は寒さを全く忘れるような興奮となりました🐬

このあとは通詞島へ移動してビーチクリーン活動

今日はゴミが目立つ日でした。海側にもゴミがたくさん
お風呂の蓋??
テトラ側にもゴミがたくさん
海外からの漂着ゴミではなく、明らかに私たちの身近なもの
拾ったゴミについてのお話し
たった30分ですがこの量

イルカ調査室でビーチクリーン活動をするときには、注意事項いがいにも、どんなねらいがあるのか、拾ったゴミは?あるいは、こういった活動の成果についてのお話しをおりまぜます。ただ拾って終わりではなく、この体験からどのような気づきがあるのか、ということを大切に考えています。


2日目は陸調査からのスタート 時化はおさまりましたが、今日は断続的な雨が。冷えますね~・・・
資料館の見学もこのタイミングにしました。昨日のイルカセンターの展示との違いや、二江エリアで人とイルカが共生してきた暮らしについての解説をします。
この資料館には、特別な絵馬があるんですよ!ぜひお立ち寄りくださいね。願い事をかいて、ちゃんと奉納してきました。
国道沿いからの捜索
やぶさめスポットからの捜索

残念ながらイルカの姿を発見することはできませんでした。2時間の朝の調査、おつかれさまでした。

この後は少しイルカセンターで自由時間をとりました。
しばらくしてもイルカ発見情報がないため、行程を入れ替えて

先に伝統的な塩作り工場の見学や、かずま園を訪問

最後にぎりぎりの時間で船に乗りましたが、結果的にイルカたちに会うことはできませんでした。かなり遠い場所に発見情報は入っていたので淡い期待をもって出航しましたが、時間の関係でたどりつけませんでした。


今回はイルカに直接会える時間はほんの少しになってしまいました。というわけで、実際に個体識別用の写真を撮ったり、イルカの動きをモニタリングすることはできませんでした。遠方まで来てくださったのですが、残念。

三回目のフォローアップ事業のときには、こちらにあるデータを使って、解析の体験をしてもらう予定となっています。次回は年明けとなっています。


天草イルカ調査室では、様々なグループや活動の受入れを行っています。小学生、中高生、大学(卒論や研究・調査)、専門学校、あるいは地域グループや各種課外活動、社会科見学、会社のCSR活動、調査体験やガイド講習、あるいは自治体などの視察も対応可能です。様々なニーズにお応えできるように、打合せをさせていただきますので、ぜひお気軽にお問合せください。

とくに学生さん方の訪問については、できるだけ低コストにおさえるように対応いたします(⌒∇⌒) 天草のイルカで研究をしてみたい!と考えている方、ぜひご来天くださいね☆
一週間の研修であれば、このようなパターンもご用意できます。
https://dolphin-lab.com/2023/04/17/post-3442/
(交通費、滞在費は自己負担となります)