2025.1.20 「海洋調査」をテーマに授業 3回シリーズのファイナル!学校訪問し、事後学習の講師をしました。

福岡エコ動物海洋専門学校 様 リンクはこちら→( https://www.eco.ac.jp/ )
より依頼をうけ、「海洋調査」という授業の講師を務めさせて頂きました。こちらは3回シリーズのオンデマンド講座となります。1回目が昨年12/9でオンライン授業、2回目が12/14-15の現地宿泊研修で、そのときの様子はこちら ( https://dolphin-lab.com/2024/12/19/post-5865/ )で見ることができます。
今回はシリーズのファイナルで、学校で対面授業をしました。依頼を受けたときには、事後講座もオンラインでOKということでしたが、コミュニケーションとしてやはり対面がいいなぁと思い、そちらにさせて頂きました。

授業の始めは、研修の振り返り。観察シートを記入して、天草の過去データと比較します。実際に色々現場で見てきたことを改めて思い出してもらいながらアイスブレイク。


同じデータでも、どんなテーマでその数字を分析するかで、様々な情報がでてきます。


多方面への配慮に加え、資金の流れについても認識をしながら計画・実行のサイクルを回していくことが求められます。
たんに調査をする人になりたい!というだけでは趣味活動になってしまいます。(趣味活動でよければ、もちろんOKです)ただもし幸運なことに、自分の好きな分野についての調査や研究を仕事とすることができるとしたら、それは多かれ少なかれ、社会的責任を担う立場であるはずです。そのことをしっかり自覚して、自分の仕事を支える背景に敬意を払い、日々の業務を遂行することに努める、それが仕事の姿勢かなと思っています。なーんて、ちょっと偉そうですが、自分もそのようにありたい、という意味もこめて、お伝えしました。


パソコンで規定のサイズと見やすい加工に編集してから、どのイルカなのかを探します。

これを永遠と繰り返す・・・ということや(笑)AIで識別する方法などを解説。識別作業は膨大なデータとの格闘で本当に大変です。でも、200頭程度であれば自分の目で確認しながらのほうが、現場で役に立つ「識別眼」が育つ、ということも付け加えました。デジタル技術も使いようですね。

今回の学生さんは、ドルフィントレーナー専攻ではなかったので、イルカをテーマにどのように進めていくか、かなり悩み、苦戦しました。これだとつまらないかな、難しいかな、という思いが常に交錯!何が響くかな、どんな話しだと役にたてるかな~あれこれ悶々。そんななかでの3回目。今回はとくに、「自分で考える」「意見を言語化する」ということにも焦点をおき、それを引き出せるような流れをつくる授業を心がけました。そしてなんと「面白い」という反応をしてくださいました~!それには嬉しさと驚きでいっぱいになりました(^▽^)
何か少しでも、心に届くものがあったとしたら幸いです。
ご依頼くださった先生、そしてご尽力くださった関係者の皆さま
ありがとうございました。
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