2025.1.25 海洋学習の視座と、その指導について、目が覚めるような気付きの多い講座に参加してきました

北九州まで足を伸ばして、こちらの講座に参加してきました。

教育プログラムについて、かなりこゆい学びを得ることができました。ちなみにbridge代表の伊東さんとは、おそらく遡ること、、、高校生の頃(30年前⁉Σ(゚∀゚ノ)ノキャー)からの知人であり、大先輩です。今でもこのように現場で活躍されていて、とっても尊敬します。


開館直後に入館し、講座前に館内をゆっくり堪能しました。展示の工夫もそれぞれ参考になります。敷地内には他にも、省エネ住宅(家一軒!)があったり、図書スペース、ワークショップスペースも充実していました。


とにもかくにも高田浩二先生の講座が素晴らしかったです。陸と海を結ぶ磯エリアの「海藻」から考える”地球環境”についてのお話しは、古代からのいのちの流れ、ミクロの視点、マクロの視点、海洋教育とは、そして具体的な事例と、1分も聞き逃したくない内容で満載でした。天草でもこんなふうに教育プログラム、そしてその仕組み、を作っていけたら素敵だなぁってとっても感激しました。。
いわゆる、ネットで調べたらいくらでも出てくる環境問題の情報ではなく、高田先生だからこそ!の唯一無二の視座と実践を通して語られる内容で本当に貴重な講義でした。

NPO bridgeさん が公開(提供)している、海洋教育に関連した学習素材を使ったプログラムでは、ついつい大人も夢中になっちゃう!様々な視点で遊べる&学べるこちらは、まさに工夫と自分の引出し、感性、そして経験が問われます。私は過去に体験済みだったので、今回はゲームの進行や多様な展開方法、さらに参加者の反応などを観察しました。また、開発中の新しい学習素材のお披露目と意見交換もありました。参加者それぞれの現場で培ってきた知見からあがってくる、様々な視点の意見は大変興味深かったです。
ところで、LAB TO CLASSにある教材はなんと
ぜーんぶ無料で使えます
これを使ってぜひプログラム作りたい〜 と感じる人は多いはず!
チェック → 海洋学習教材サイト LAB to CLASS

高田先生は、地域連携や海のない場所での海洋教育についてもお話しくださいました。とくに地域連携について、どれだけ辛抱強く理解者を増やしていくことが大事か。あるいは、横断型授業の連携時に、科目ごとの目的や達成項目をじっくり詰めていくことの重要性を教えてくださいました。ありがちなのは、連携主導者側の意図や思いを協力者に求めてしまうこと。そうではなく、協力者(連携者)の目的達成のために、このテーマをどのように利用するか、からぶれないようにすること。そうすることで、みんながwinwinの取組みになる。ということでした。このことは、自分におきかえても十分に注意しないといけないな、と改めて自分を律する気持ちになりました。

本当に素晴らしい企画だったので、今回の講座をそのまま天草で開催したい、本当にそう思いました。教育素材を使った子ども向けプログラムはもちろんなんですが、この講座自体を大人向け、教育者向けに。そして、教科横断型学習 地域連携教育 について、ぜひとも関係者の皆さまに伝えたいし、協働していく体勢を作るきっかけになるかなと思います。
実は、、、主催側に知人がいたので、申し込み前にちょっと不躾な質問をしました(^▽^;)
海洋学習というと、いわゆる、海ゴミは2050年には魚の量を上回るとか、プラスチックの分解に何年かかるとか、、海ゴミの原因や影響などなど、もうすでに聞き飽きるほどあふれた情報
ではない!
講座であれば、ぜひ参加したいと考えていますが!?と。(申し込みフォームにリクエスト欄などもあったので、思い切って聞きました)bridgeの教材については、すでに体験済みの企画もあったこともあり、失礼を承知で問い合わせ。そうしたところ、そういう類のことではないことを教えてくださいました。結果、本当に参加してよかったです。とくに今は、子どもたち向けの教育プログラムを自分が実際に開催しているので、すべてが役に立つ学びだったといえます。
おまけ🦕
翌日、帰る前に西日本最大級の自然史・歴史博物館!いのちの旅博物館に行ってきました。

このエリアには
タカミヤ環境ミュージアム
いのちのたび博物館
北九州市科学館 スペースLABO
など、体験学習(しかも楽しい)にぴったりの施設が充実しています。1日では遊びきれなほどです。おススメですのでぜひ訪れてみてはいかかでしょう~。

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