2025.3.16 NPO法人わらびかみ 体験学習

天草市のNPO法人わらびかみさんの体験学習活動として「イルカの学校」を開催しました。参加者は小学生から中高学生と、そのご家族。小学生というと、低学年7歳~高学年12歳と年齢差が6年もあります。また、これまでの経験から、とく小学4年生くらいまでは月齢による個人差がかなり大きいので、それを想定したプログラムを考えました。言語能力、抽象概念の理解、所属社会の広さ、集中力や、情報処理速度などなど、すべての側面でなかなか標準をはかることが困難です。というわけで、今回は文化や歴史的背景、社会情勢や地球規模の課題、地域特性などの情報をなるべく省き、できるだけその場で見て聞いてわかる情報を用いたプログラム構成に務めました。そして「環境学習」ではなく「充実した休日」だったと思えるような雰囲気作り心がけました。

さてこの日はハプニングからのスタート。情報のいきちがい?で、予約していた施設の鍵が開いていないという事態!会場準備が間に合うか、間に合わないか!?という状況にハラハラどきどき。でも機転の利く頼もしいスタッフさんのお陰で、なんとか30分のロスだけで済みました。そしてすでに参加者が集まりつつあるなかで大急ぎで準備をしました。

さらにこの日は、残念ながら荒天。しかもイルカ発見情報がない状況でした。というわけで、観光船の船長からの連絡を待ちながら、企画をスタートしました。

予定していたスケジュールでは乗船できそうにないので、時間と最新情報を待ちつつレクチャーを進めていきます。

「見つけた! これ!」


午前中のレクチャーでは、イルカのお絵描き(ビフォー)、クイズ、そしてなかなかレア!なイルカの様々な行動を動画で紹介しました。とくに、小さな赤ちゃんイルカとお母さんイルカが一緒に泳ぐ姿はムネキュンでした。
11時を回ったところで、一縷の望みをかけてイルカセンターへ移動

残念ながら海上はかなり強風で、沖には白波が出てきていました。。

館内でしばし時間調整をするものの、残念ながらイルカ発見情報もなく、波がますます・・・

結局、かなりの時化であることとイルカに会える可能性が極めて低いことを考慮して、イルカウォッチングは中止する決定をしました。自然のことなのでしょうがないです。
せめてちょっとだけでも、船に乗りたい!という希望があったので船長さんに相談したところ、波のない通詞島の南側だけ少し行ってもらえることになりました。
というわけで、揺れることを覚悟でも行きたーいという希望者のみちょっぴり乗船することにしました。


港を出たら、とても外に出れるような状況ではないため桟橋で記念写真(笑)



わずか20分ほどのクルージングでしたが、にぎやかに過ごしました(^▽^)


船が帰港してから、みんなで会場へ戻りお昼休憩です。ひと段落してきたところで、とっておきのイルカ写真をつめこんだスライドショー。BGMはオリジナルテーマソングの「イルカの聖地 天草♬」
さらに、こちらのミュージックビデオも流しました。
みんながお食事やトイレが終わったかな~というタイミングで後半の企画を開始。


ご飯のあとで眠くなってしまう時間帯ですが、ほとんどのキッズたちが食い入るように映像を見てくれました。今回は環境課題を掘り下げることはしませんでしたが、それぞれに何か感じてくれたような印象をうけました。
そして最後は、忘れた?ころにお絵描きアフター!

そんなわけで各々に自由にお絵描きをして、ビフォーアフターで比較しながら楽しみました☆

長時間のプログラムになりましたが、おつかれさまでした。今日はイルカに会うことはできなかったので、またぜひ実際にイルカたちに会いにきてほしいなと思います。そして、これからもずっとず~っとイルカたちの住む海であってほしいという気持ちが芽生えてくれると嬉しいです。
ご参加くださった皆さん
スタッフの皆さん
そしてキャプテン
ありがとうございました

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