2026 オセアニア イルカ旅 Vol.2

2026 オセアニア イルカ旅 Vol.2

2026年 オセアニア イルカ旅の記録です

久しぶりに長期の海外、はじめの5日間は友人と一緒に西オーストラリアのパースを目指します。
https://dolphin-lab.com/2026/01/23/post-6252/ にも書きましたが、16歳のときに訪れて以来の30年ぶりになる訪問先、それが

モンキーマイア

です。以前はイルカの横姿をモチーフにしたエントランスがありましたが、現在はこちらでした。これが目に飛び込んだ時点でタイムトリップしそうなほど感激&興奮しました(^▽^)

別角度に縦姿のイルカデザイン
よく見ると、素材は貝!

モンキーマイアは、沖に棲んでいる野生イルカがビーチに遊びにくることが有名です。基本的には、毎日午前中に来て、レンジャーが管理するエサを少しだけ食べて、また沖へ帰っていくのが通例です。もちろん、それいがいにもふらっと遊びに来ることもあるようです。

到着したのは夕方だったので、明るい時間ぎりぎりまで散策をして、あとは翌朝を楽しみに待ちました。

夕暮れのビーチ、亀さんがプカプカしていました。

チェックインのときに、朝は7:45からオリエンテーションが始まることがアナウンスされました。さて、本当にイルカが来るのかな~とそわそわしながら就寝。

朝になり、6時から起き出してビーチへ行きました。敷地内ホテルはオンザビーチなので徒歩数分です。(私たちは安い部屋なのでオーシャンビューではないです笑)

当たり前にのそのそ歩いているエミュー

静かなモンキーマイアの朝、敷地内をぷらぷら歩いて、桟橋へ。そこで、「これからイルカがやってくる予定の場所ですよ~」なんてライブ配信をしていたら

うん??? あれ????
いた~!!!!!

まさかのサプライズ登場で、大慌てでザックザックと砂浜を走っていきました。現在のモンキーマイアは保護区になっているので、イルカがいるのがわかっているときには近づいたり入水することは禁止されています。(海で遊んでいて後からイルカが来たときはOK)なのでビーチからのウォッチングですが、3mくらい先のところにいました。最初はだーれもいなかったので、30年の時を越えたプレゼントに大感激しながらイルカたちを眺めていました。そしてほどなくしてイルカたちはまた沖へ泳ぎにいきました。「エサ目当て」でなくても、ふらっと遊びに来ることがわかって、なんだかホッとしました。

その後、改めて 7:30になるとレンジャーがきて、イルカや地域のことについてガイドが始まりました。

「イルカの来る浜」からいったん全員離れてガイドを聞きます。

このタイミングでイルカ保護費の協力要請があり、チケットを確認します。1人15ドル(AS)。支払いはお土産屋さんや、駐車場エントランスでできますが、けっこう確認はゆるいです。性善説でおこなわれている感じですね。

その後8:00頃になると、レンジャーの誘導で膝くらいまでの位置まで入ることができます。

1回目のラウンドは遠くにイルカの姿は見えましたが、近くまで来なかったので、いったん解散

2度目のトライ 私は桟橋側から見ることにしました

そうすると、おおおおおおおおお

ついにきた~

思っていたよりたくさん集まって、感激でした。この中には30年前に赤ちゃんだったイルカもいたそうです。(あとから聞いた)

しばらく桟橋からウォッチング

みんな、おはよ~!

そして私も浜へ下りました

いるいるいる~(*^▽^*) ほんとにいる~✨
すぐにエサをあげるわけではなく解説や、話しかけたりしていました。まだ「バケツ」もありません。女性のレンジャーさんがベテランさんに見えました。無線でイルカの名前を本部?に伝えていたようです。
しばらくしてから、名前入りのバケツをもったボランティアスタッフさんが2名登場 レンジャーさんから指示をもらいイルカの近くへいきます
友達撮影:驚いたことに魚は1~2匹しか入っていません
ボランティアさん
どのイルカにエサをあげるのか決まっています
優しい目 これでまた10年分のイルカ愛充電しちゃうんですよね。
終わるとバケツを水につけて「もうない」を伝えます

これで1回のセッションは終了です。10頭以上イルカは来ていたけど、エサをあげたのは2頭。観光客は見ているだけです。

こんな感じで午前中に交流があります。イルカもだいたい流れがわかっているので、それに合わせて集まってくるし、適当なところで沖へ去っていきます。ただ、野生なので確実な時間もわからないし、何頭くるのかもその時しだいです。

過去1週間の記録は、施設内のボードに出るので観光客はそれを見ることもできます。

1番下が最新情報

日付、時間、エサをあげたイルカの数、ビーチにきたイルカの数、観光客の人数が掲示されています。

私がウォッチングしたのは2/8で、3回浜にきました。(チェックアウトの準備であえなかった)直近1週間のなかではかなり集まってきたほうだったようですね。3回目は来なかった日もあったりするのがわかります。

30年前はバケツ2/3くらいまで魚が入っていて(小さいふにゃふにゃの魚だった)観光客が列を作って順番にエサをあげることができていました。あの時はあれが最適解として管理しながら開催されていました。私もそれを楽しんだ1人です。
しかし長い年月が経ち、当時のやり方の弊害が出てくるようになったそうです。実際にイルカたちにネガティブな変化が起きたことが調査研究、そして現場としても明らかになりました。イルカの行動範囲が限局されたり、生存率が下がったり、あるいは子どもが育たなくなったりなど。(ダイレクトな人の影響いがいにも、温暖化やゴミ問題などの大局かつ間接的な影響もある)
ここで議論になること、それがやはり、

観光・地域振興と環境保護のバランス

です。色々な葛藤や思惑、それぞれの価値観や正義感のぶつかりあいが「人間側」で巻き起こります。
調査研究というのは、それが事実かどうかはもちろん大切ですが、どの視点・どんな立場での成果かによって、実際にはその「解釈」は変わります。つまり、イルカとの交流を観光として続けることを是とするか、非とするかのどちらの立場で事実を積み上げるかによって見えてくる世界がまるで違ってしまうのです。完璧な第三者が100%中立な結果を示すということは、どんな分野にあってもなかなか難しいことでしょう。

私自身は、イルカとの交流をこれからもしていきたいので、そちら側の視点で、より「まし」な状態を願っています。まさか30年前の自分が「楽しかった体験」がイルカに相当な負担を強いていたとは少しも思っていませんでした。ごめんなさい、という気持ちがいっぱいあります。

この30年でモンキーマイアでのイルカ交流方法は変化をとげていました。今のところは「人の介入を完全に断つ」ということにはなっていませんが、未来ではありえるかもしれません。この地域のイルカが消滅してしまうことになりかねないとしたら、もちろんその舵取りは早ければ早いほどいいはずです。私だって、そんなふうになってほしくないです。でも一方でイルカには会いたい・・・
こんな気持ちは人間のエゴなんだ、という気持ちとは生涯向き合わないといけないことです。

自然と人の交流って、本当に難しいですね。「正解」がないから。

行く前は「あの時とは違って、もうエサはあげられないんだ」「見るだけなんだなぁ」という事実を確認するような気構えでした。

でも実際には30年の間に、私自身もいろいろな経験を経て、考えかたも視野も変化していました。一概に比較はできないですが、今回経験したモンキーマイアでのイルカとの距離や交流の仕方は、私にとってとても満足度が高く、むしろ充実していたように思います。とてもゆったりしていて、人々は先を争うようなストレスフルな状況でもなく、イルカの気分にあわせて、とても穏やかな雰囲気でした。なぜか時間的にも長くゆったりした気分になりました。
結論、「このほうがいいじゃない」と率直に感じました。もちろん、現在のやり方が正解かどうかは、また次の10年、20年後までわかりません。

日本国内のみならず、世界中で同じ問題が起きています。
私個人の思いとしては、「イルカと人の交流を続ける未来」ための葛藤や課題解決をする選択をし続けたいです。

あくまでも「人間のエゴ」であることを忘れない。でも、せっかく同じ地球に生まれてきたし、いい友達になれたらいいな。
そんな気持ちになる再会となりました。

次の投稿はモンキーマイアの施設についてアップしま~す

Monkey Maia についての情報はこちらを参考にしてください

https://parksandresorts.rac.com.au/monkey-mia/
https://www.sharkbay.org/place/monkey-mia/dolphin-experience/