4/12 え!本当に!? 天草に10m超えのクジラの訪問がありました
ビッグニュース!クジラの訪問がありました
\(^o^)/大興奮
天草市イルカセンターから 通詞島の東側の沖合1キロ
水深15~25mのあたり
10m以上のナガス系クジラ1頭が旋回していました。
呼吸を1、2回して潜水
次の浮上までが10分程度
体表面はきれいで、目立つケガなどはなさそうでした。
たまたま迷い混んだのか
休憩なのか
冒険心なのか
あるいは、病気なのかはわかりません。
13時過ぎたあとは、見失いました。
漁船よりも大きな体格にとっては、さすがに五和沖は浅すぎます。
ちなみに、イルカたちもいつも通りにこのあたりで、過ごしていました。
私自身は、クジラとイルカが一緒に泳いでいるところは確認していません。
でも近すぎるので、お互いに「いる」ことは認識していたはずです。
イルカに限らず、かつてはさまざまな鯨類が日本中の沿岸にたくさんいたそうです。
今ではそんな地域は数えるほどになり、むしろ一頭でもいたら大ニュースになるようなほうが多くなりました。自然の営みについて、豊かさとは何かを問われる変化ではないでしょうか。
夕方に漁業関係者さんから聞いた話しによると。
むかし(30年くらい前?)は苓北町あたりまではよくミンククジラもみられていたそうです。もし、ミンクだとしたら、本当に久しぶりだとのことでした。ここ最近は外海の環境も大きく変化し、黒潮もかつての流れではないことも関係しているのかもしれません。
たかがクジラで、わいわいと興奮した!という単純なエピソードではなく。
(きっと誰よりも、私が騒ぎましたが)
その背景に想像力を働かせて、それがいったいどんな意味、メッセージをもたらしているのかが、大切かなと思います。
たかが一頭のクジラにどんな意味を見いだすか。
会えてラッキーだったー!私ついてるー!という「思い出」として風化するわけにはいきません。学びの種として、(今では)貴重なこの体験を伝えていきたいと思います
30年後にイルカがこんなことになりませんように。
小さなローカルニュースですが
鯨類への関心が高まるといいなーと思います
イルカの聖地 天草
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