イルカラボ #5イルカを通じて学べる世界
今回(6月13日)は、イルカラボで今後取り組みたいテーマについてディスカッションしました
まずはイルカクジラを取り巻く業界における研究テーマや、話題、それを通じてどんな世界が広がっているかということを高崎の視点で説明しました。
天草に生息するイルカについての研究
個体識別、エコーロケーション等
- 個体識別
- エコーロケーション
長崎大学では時々天草海域のイルカの個体識別についての研究をしてますが、天草では個体識別の資料は持っていない。最近ニュースで話題になっている、京都に現れたイルカについて、天草のイルカだろうと推測されているのは、大学間で個体識別の情報を共有したことが考えられる。それを地元で判断できないのは非常にもったいないことです。
今、天草に生息するイルカたちは以前と比べ減少していると多くの人が言っている。彼らのいなくなった理由や行先、それに関係のありそうな情報を地元では知る術が無いのが現状である。
今後のラボの内容
- 秋にご来天予定のディーン・バーナル氏(イルカ界のレジェンド!)について知る
- SDGs関連のイベントや勉強会など
- イルカの生態や解剖学
- 環境保護活動を行う団体や教育機関、子ども食堂とのコラボ
- 国内外の研究者等をゲストにスカイプ会議
など
ビーチクリーン
定期的に開催していく。トングなど備品の調達や回収ゴミを無料で処理するための方法などについて今後内容を固めていく。
ビーチクリーンとビーチコーミングの違い。
参加者の意識が環境に配慮する方向に向かうような時間をもうけ、日常の中で生分解する材質や成分の商品を選択するようになっていってほしい。
最後に
GWに子どものイルカが座礁した情報があった。イルカの死骸は海中に沈み食物連鎖の中に還るのが通常なので座礁は一般的ではなく珍しいケースだが、座礁生物の情報が集まるような組織や団体は天草地域になく、情報は一部の関係者を通って長崎大学へ伝わり、死骸は長崎大学の学生が回収した。
イルカはいるのにイルカのことが分からない、それでは悲しいです。
場所はいつもお世話になっているオーキッドカフェさんでした。
今週からラボは毎週水曜日の19時から開催します。
毎回は参加できなくても
皆さんいつでも歓迎されてますので是非お越しください。
天草イルカラボでは、SDGsの普及、推進活動をしています。
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