天草エアライン機内誌 10月号、「ここにいるから」連載記事が掲載されました

天草エアライン機内誌  10月号、「ここにいるから」連載記事が掲載されました

熊本県天草市には、イルカの飛行機で有名な天草空港があり、みぞか号というニックネームのついた飛行機が就航しています。

久しぶりに「みぞか号」の写真 いつもニコニコの機体 

小型飛行機ですが、ローカルの良さがつまった自慢の飛行機です。

その機内誌に、月に1回、ニュースレターの寄稿をしております。

天草にいる野生のイルカのこと、そしてイルカが住める環境のことなど、その価値が多くの人に伝われば嬉しいです。

今回は、野生イルカたちの「移動」についての記事で2回にわけてお届けします。

鯨類(クジラやイルカの仲間)は、もともと、回遊タイプと定住タイプがいます。回遊タイプは季節や海流、エサ場、繁殖活動、子育てなどの様々な理由で大海を移動します。
一方、定住タイプは、生涯にわたり限定水域で過ごすタイプです。天草のイルカは基本的にはこちらの定住タイプで、有明海から出ることはありません。でも、季節によっては、天草五和沖から、北上して、島原方面、さらに有明海の奥まで行くことがあります。

イルカ調査室では、この行動パターンの調査もしています。なんらかのトリガーがあっての遠征ではありそうですが、水温?気温?いったいなんでしょうか。気になりますね!!

9月~11月あたりがその期間になります。数年、調査を続けることで、なにかわかるかもしれません。野生イルカたちの行動分析、とても興味があります☆