2024.4.8 宮﨑大学の学生さんたちが、イルカの個体識別調査に参加!
昨年の11月に来てくれた、宮崎大学の学生さんたちが、再度天草に来てくれました。
昨年の様子はこちら
https://dolphin-lab.com/2023/11/20/post-4469/
なんと、イルカの個体識別調査に協力したい!というお申し出を頂きました。
なんて嬉しい \(^◇^)/わーい
本気で取り組むとなると、細かい説明がいるのでぜひもう1度天草へ来ませんかとお誘いし、実現しました。はるばる遠方からありがとう☆
訪問日前、イルカ発見がやや遅めの日が続いていました。そして当日をむかえ
残念ながらなかなか発見できません。(今回も陸調査からスタート)
前回よりメンバーが増えたため、通詞島チームと国道沿いチームにわかれて捜索。私は国道沿いチームと一緒に探しました。
イルカ見つからないまま、どうしようかなぁと思っていたところ、9:50に5頭のイルカを(私が)発見!!! というわけで、予定通りひとまず出航することにしました。
いったい、どの5頭が群れとはぐれてここにいるのでしょうか?そんなことを話しながら観察していました。この5頭のイルカたちは、潜水時間が1.5分程度と長めで呼吸も数回ですぐに潜るので、なかなか撮影が難しかったです。
そうこうしていると、10:40にイルカの群れの発見情報が入りました。
といわけで群れのほうに移動
大群のイルカたちに出会うことができました。
観光船がいるときは、少し遠目で邪魔にならないようにします
1頭のイルカがなぜか、ずーっと私たちの船のそばを離れず、こちらを見上げていました。興味をもってくれていたので、イルカに向かって手を振ってみたりして交流しました。明らかにイルカも楽しんでいたような様子でしたよ (^▽^)/” 🐬
船の引き波についてきたり!と、撮影もしながら野生のイルカの様々な行動を観察することができました。
雨模様で太陽が出ていなかったので、海も暗いです
雨はなんとか小雨だったので、船頭に出てバウライドもいっぱい見ることができました。
船長さん、ありがとうございます。
昼食(大雨になった(;’∀’)フゥヨカッタ)のあと、個体識別の勉強会
2023年度は2年目の調査になるため、2022年度の資料(130頭)を使って、比較をしながら識別していくことになります。今回はパソコンを持参してもらいました。
基本となる130頭のデータをDL、新たな2023年度データをどのように取捨選択するか、識別のポイントを具体的に解説していきます。
ついさっき、自分で撮影した映像を使って試してみる方もいました。
というわけで、2023年度の前半は私が担当、後半のデータをこの頼もしい学生さんがたに託すことになりました。ほんとに地味で時間のかかる、めっちゃ大変なこの作業、協力者は何人いても嬉しい!!!ので、本当にありがたいです。
もちろん、識別は130頭から増えることは間違いないですので、新たな発見なり、あるいはお気に入りのイルカさんがいたら、ネーミングをしてもらうこともできますよ!
皆さん、お疲れさまでした。識別結果、楽しみに待っていますね。
私も頑張ります(^_^)
天草イルカ調査室では、天草をフィールドに野生イルカの調査・研究をしたい学生さん、あるいは、イルカをテーマに活動をしてみたい方々のご訪問をお待ちしています!たとえば
・野生動物
・地方創生
・持続可能な観光、オーバーツーリズム
・海洋環境と里海
などなど、様々なテーマで学習することができます。
また、イルカ調査室の研究(陸上調査、聞き取り調査、船上調査)のお手伝いももちろん、とってもとっても大歓迎です。
興味がある方はぜひ、お問合せください。
-
前の記事
2024.4.14 今シーズン初!ミナミハンドウイルカの赤ちゃん確認 2024.04.08
-
次の記事
2024.4.9 熊本市南倫理法人会で、イルカについての講演をさせていただきました 2024.04.09