11.20 宮崎大学の学生さんが天草でイルカ調査研修 (後編)をしました。学生さん大歓迎♪イルカたちも大歓迎!!
レクチャーから1週間がたち、今日は学生さんたちが天草へ来る後編です。
前編はこちら 宮崎大学 訪問レクチャー イルカ調査研修前編
なんと深夜に集合して、真っ暗のなか運転し天草まで来てくださいました。
どうしても滞在は難しいということで弾丸日帰り天草訪問です(さすが若い~!)
遅れることなく、待ち合わせ時間の8:00にイルカセンター到着。
事前レクチャーは済ませていたので、さっそく朝の陸調査へ出発です。
通詞島からは発見できず、国道沿いへ!
ラッキーなことに、風も弱く海も落ち着いているほうだったので、「イルカがいれば」見えるコンディションです。
でも、なんせシーズン的に会えない可能性の高いタイミング
私の頭のなかでは、
①会えない ②はぐれ数頭を何回か見れる ③今年天草側に残っている8~10頭のグループに会える
の3パターンを想定して、ひやひや、ソワソワしていました。
もちろん野生動物だし、予め季節の特徴は伝えてはいますが、もちろんできれば会えるといいですよね。
干潮時間直後にも関わらず通詞島周辺には見つからないので、うーん・・・と思っていましたが。
8:20に船長から電話があり、10頭くらいいるとの情報!
そのときは、みんなで観音様スポットにいたんですが、急にテンション爆上がりです(私が笑)
私は電話を受けながらすぐに、だじ方向に姿が見えたので
「あっち!ほらっ!ジャンプしたっ!」(”◇”)ゞ と叫びましたが、見慣れていない皆さんには???
というわけで、すぐに移動して見やすいポイントへ
どんどん東にのぼっていっていたので、宮津まで行きましたが見失った!?( ;∀;)
でも、いるにはいるっということで、船調査の出航時間を急遽早めることにしました。
もう1度イルカセンターへ向かう途中、だじポイントで探してみると
なかなか見えないメンバーに、あそこです、あそこ、ほら!と教えあって、やっと全員がイルカの姿を発見することができました☆
宮津まではいかず、どこかでUターンしていたようです。
野生のイルカを生で見たことがないと、どんなふうに見えるのかも想像できないですよね。一度見えると、あとはコツがわかっていきます。双眼鏡なしでも見えるところで泳いでいました。
このイルカたちを見失うと、今日はイルカに会えないかもしれないので、船長さんのご協力で、予定より早めの乗船
つい今さっき陸から見たイルカを、海から再発見できるでしょうか
いたっ! 出港して10分弱でご対面です
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
数は20頭弱と多くはないですが、イルカに会うことができて、ひとまずホッとしました。
良かったよかったー(;^_^A
まずは、野生イルカとの初対面を満喫
イルカの行動や、それぞれの特徴、潮や海峡の説明をしていきます
このときのイルカたちは、潜水が1分程度で船から離れた位置に浮上、呼吸のみですぐに潜水のパターンでした。このようなときは、あまり距離はつめず、少し離れて観察してあげるといいですね。
ちょっと季節外れに産まれた生後3週間くらいの赤ちゃんイルカがいるグループでした。
可愛いですね♪
10時を回ったところで、観光の定期船がやってきました。調査船はいったん離れます。
そのときに、メインの群れをダメ元で探しに行くか、それともここに留まるかということを聞いてみたところ・・・
全員、「探しに行きたい」ということで行ってみることにしました。
船長さんは、いやー、わからんよ、、、どこまで行く?うう~んとおっしゃっていましたが、学生さんたちの意向に気持ちよくこたえてくださり、じゃあ行ってみようということになりました。
なんと、向かっている最中に連絡が入り、口之津前にいるとのこと!!!
とってもとってもラッキーなことに本体に遭遇することができました!
20か30くらいかもという連絡でしたが、すくなくとも50頭はいました
みんな、めっちゃ「もっています」
こちらのグループは、浮上している時間が多く、船にかなり近づいてくれたので、先ほどよりもさらに詳しく観察をしたり、写真を撮るヒントを話し合いながら楽しむことができました。
多すぎても!1頭ずつの写真を撮るのも大変だよね、なんて(笑)
船もイルカも、お互いに動いているのでピントを合わせるのが難しい!
最後はボディスラップの連続ジャンプも見せてくれて、大満喫で終了しました
お天気もぽかぽか、波もなく最高のコンディションでしたね。
イルカセンターで昼食休憩後は、館内案内、二江や通詞島巡り
さらにカフェで調査データの取り扱い、個体識別の方法などを詳しくお伝えしました。
あっちこっち忙しく動き回り、たっぷりの研修となりました。
大変、お疲れさまでした。
イルカ調査室では、イルカはただ見るだけの観光素材というだけではなく、むしろ学びのパートナーとして認識しています。
そして通詞島や二江周辺を「学びの島」という位置づけで、新たな価値を見出していく取り組みを行っています。イルカを通じて、様々な目的で学生の皆様が出入りするフィールドになっていくことは、きっと天草の将来の糧になるはずです。
こんな勉強をしたい、こんな体験をしたいなど、ご希望があればぜひ!
お気軽にお問合せくださいね。
イルカたちもきっと大歓迎でお迎えしてくれるはずです!
(⌒∇⌒)
宮崎大学の学生さん、ご訪問&研修ありがとうござました。
またぜひ天草へ来てくださいね
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