天草の野生イルカ、残念ながらまたケガをしているのを発見しました

天草の野生イルカ、残念ながらまたケガをしているのを発見しました
2022年になり、海へいってみたら・・・

ん??? あれ???
なんか背びれが変だなぁ、、、
昨年、ピックというイルカのレポートをしました。でもそのピックとも様子が違います。
ピックについてはこちら https://dolphin-lab.com/2021/10/02/post-2736/

新たにケガを負ったイルカ

よくよく見ると、背びれが上方向にめくれあがっています。

何枚か写真を撮ることができました(拡大)

どうやら、血液や脂肪層がにじむような状況ではないようです。
いったい、どんなふうにこんな角度でケガを負ってしまったのでしょう?

左側からの写真
拡大

何か鋭利なものが食い込んだけど、たまたま全部はちぎれなかったようです。

下からめくりあげられている部分が、今後、残るのか、それとも?
どうなっていくか、様子をみていきます。

イルカラボでは「せんす」と名付けたイルカもいます。
形状はそれに近いような感じになる可能性もあります。

イルカの個体識別をするために、見分けがつきやすい特徴があることは役立ちます。
でももし、海洋ゴミが原因でこのようなケガを負っているとしたら、本当に悲しいことです。
令和4年になって発見したので、このイルカを「たいがー」と名付けようかなぁと
考えています。背びれの形が落ち着くまで、もうしばらく待ってみようと思います。

はたして、ぴろん、とめくりあがった部分はどうなるか

海棲哺乳類や亀など、人が出すゴミによるケガ、そしてそれに起因する病気などは世界中で問題になっています。
海洋環境を守り、野生の生き物たちにとって安全な海であるようにするために、
私たちに求められることがあります。

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海の豊かさを守ろう