天草の野生イルカ、残念ながらまたケガをしているのを発見しました
ん??? あれ???
なんか背びれが変だなぁ、、、
昨年、ピックというイルカのレポートをしました。でもそのピックとも様子が違います。
ピックについてはこちら https://dolphin-lab.com/2021/10/02/post-2736/
新たにケガを負ったイルカ
よくよく見ると、背びれが上方向にめくれあがっています。
どうやら、血液や脂肪層がにじむような状況ではないようです。
いったい、どんなふうにこんな角度でケガを負ってしまったのでしょう?
何か鋭利なものが食い込んだけど、たまたま全部はちぎれなかったようです。
下からめくりあげられている部分が、今後、残るのか、それとも?
どうなっていくか、様子をみていきます。
イルカラボでは「せんす」と名付けたイルカもいます。
形状はそれに近いような感じになる可能性もあります。
イルカの個体識別をするために、見分けがつきやすい特徴があることは役立ちます。
でももし、海洋ゴミが原因でこのようなケガを負っているとしたら、本当に悲しいことです。
令和4年になって発見したので、このイルカを「たいがー」と名付けようかなぁと
考えています。背びれの形が落ち着くまで、もうしばらく待ってみようと思います。
海棲哺乳類や亀など、人が出すゴミによるケガ、そしてそれに起因する病気などは世界中で問題になっています。
海洋環境を守り、野生の生き物たちにとって安全な海であるようにするために、
私たちに求められることがあります。
イルカの聖地
SDGs
海の豊かさを守ろう
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