11.4 イルカ調査のデータ編集がはじまりました。どんな統計を出していくのか試行錯誤の日々!天草のイルカの生態がみえてくる数字ってなんだろう?
11月に入りまして、そろそろ天草の沿岸に戻ってきてほしいなぁ~と願っているところです。
10月ははぐれイルカは発見できるものの、「群れ」には遭遇できない日々が多かったです。
ここ数日は、いる・いないを一日おきに繰り返しているような感じで、そわそわ、はらはら。
昨日は「群れ」がいましたが、今日の朝の調査では、発見することができませんでした。
さて、いま、調査のほうでは、収集した情報の解析に試行錯誤しているところです。
まず、この調査が始まるにあたり、
イルカの発見スポットは、このゾーニングマップを基本に設定しました。
どんなふうに指標を設定したり、どんな統計を出すことが、この事業の目的にかなっているか、をぐるぐると考えています。(まだ検討中)
10月までに収集したデータの一部をご紹介します。
(このデータは、イルカウォッチング総合案内所のご協力により取集しているものがベースとなっています。)
イルカの発見エリアをゾーン分けしたうえで、蓄積したデータを数値化してみました。これらの数値に対して、考察をするのはもう少し先になります。なので、へ~くらいに思ってみてください。
今回の事業では、「天草の野生のイルカの生態調査」が一番の柱になっています。
そこで、同じ情報でも、このように2つのパターンで解析する必要があるのかなぁ~と考えています。
①観光事業としての「イルカ遭遇率」と、
②生態調査としての「イルカの群れの発見ポイント」は、
このように結果に違いが出てきます。生態調査としての「群れ本体」をどのように定義つけるか、についてもいくつかパターンがあると思います。
(1~2頭は「はぐれ」、7~8頭いれば、群れの一部とみなすことも可能)
ここらへんの定義付けについて、、、
誰もこうしなさい、といえることではないので。。
どんな解析方法をとるにしても
「ただしがき」が重要となっていきそうです。
私は、情報管理のプロではないし、生態調査のイロハも学んでいません。
ただ、統計学の複雑さはなんとなく理解しています。同じ情報でも、どのように「魅せるか」「見せる化」は変わっていきます。逆にいえば、いかようにも操作できてしまうという危険な側面もあります。
そのような不安や、緊張感を日々感じながら励んでおります。
始まったばかりの事業で、すべてが手探りですが、周りの皆様の力をかりながら、頑張ります!
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